漫才師、島田洋七さんの小学校時代の思い出です。
2年生の運動会の日、家が貧しかった島田さんは、質素な弁当を持って、仲間と離れて一人で昼食を食べていました。
そこに担任の先生が来て、「何だかお腹が痛いから、よかったら先生のと交換してくれないか」と言います。先生の弁当は豪華でした。それは次の年もその次の年も続きました。
子どもだった島田さんが先生の意図に気づくのは6年生になってからでした。
社内では、
「本当の優しさとは、見返りを求めない心からの思いやりだと思います。黙って相手を見守る気持ちが大切です」
「現在では『特別扱い』といわれるような事柄ですが、昔はみんなが思いやりを持っていた時代だと思います。気づかれずに優しさを示せる人は本当にすごいと思います。これ見よがしでない優しさを示せればいいと思います」
「うちの母親も貧しい時代を生きた人ですので、子どもにひもじい思いをさせたくないとお弁当は豪華なものを作ってくれました。少し恥ずかしいときもありましたが、懐かしい思い出です」
という意見が出ました。
「人に気づかれないのが本当の優しさ、本当の親切」。島田さんの祖母がいつも言っていた言葉です。つらいときや寂しいとき、温かい心づかいに救われることがあります。知らないうちに受けた多くの優しさに感謝し、自分も誰かに優しさを返しましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀