ある小さなペンションの主人が友人に悩みを相談しました。「お客さんが食堂で夕食を食べた後、なかなか席を立ってくれません。片づけが進まず困っているんだ」
友人は、「考え方を変えてみたら。食事がまずかったり、サービスが悪かったりするならすぐに部屋に戻るはず。居心地よく、楽しいから長い間くつろぐんだよ」と答えました。
今、あなたが直面している悩みを、別の視点で見てみましょう。そのなかに、喜ぶべきことを見つけられるかもしれません。
社内では、
「友人が穴の開いた野菜を見て、『あおむしが食べるくらいおいしい野菜なんだ』と言ったのが印象的でした。見た目は不格好でも、虫が食べるほどおいしいという視点はおもしろいと思いました」
「お客さまを訪問したとき、最初は自社のことばかり話していましたが、反応が良くないため、相手が喜ぶ話題を話すように心掛けました。すると契約が増えました。視点を変えて良かったです」
「忙しいときは目の前のことにしか目が向きませんが、仕事があること、自分に役割があることがありがたいと考えれば、目の前の仕事も苦でなくなりました」
という意見が出ました。
経営学者ピーター・ドラッカーは、「コップに『半分入っている』と『半分空である』とは、量的には同じである。だが意味は全く違う」と言っています。同じ状況でも捉え方次第で良い方向に向かうものです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀