ジャズシンガーの綾戸智恵さんが、東日本大震災の直後、宮城県でコンサートを行ったときのことです。
「大変なときに歌を聴きにこないだろう」と思ったそうですが、予想に反して会場は満員。
綾戸さんは「家を建てるのが先なのに、こんなとこ来てよろしいのか?」と聞くと、お客さんから「家建てる前に心建てないと。歌ってちょうだい」の答えが。
この言葉に感動した彼女は、「私にとって歌は『食いぶち』だったけど、あのときに『夢』になった」と言い、痛みを伴った人たちのために、自分にしかできない歌を、歌い続けるのだと語っています。
社内では、
「1月17日は忘れられない日です。大阪に住んでいてもものすごく揺れ、恐怖を覚えました。いまだに恐怖は忘れていません。被災者の心にもっと寄り添っていきたいと思います」
「心が弱っているときは誰にでもあると思います。そんなときに心に響く言葉や歌を聞くと安心できます。綾戸さんの歌は被災者の心を癒すものだったのでしょう」
「この話は、あるときの取材で、綾戸さんご本人から聞きました。そのときから今まで以上に歌を歌うことに真剣になったそうです。人の心を勇気づけられることを一つでもやっていきたいです」
という意見が出ました。
地震や災害により、復興中の地域が今もたくさんあります。被災者の心に寄り添った支援を、これからも続けていきましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀