奈良県にある法隆寺は、世界最古の木造建築物群として知られています。
法隆寺の宮大工棟梁を務めた西岡常一さんによると、法隆寺の宮大工に伝わる言葉に「堂塔の木組は、木の癖組み。木の癖組みは、工人らの心組み。工人らの心組みは、匠長が工人らへの思いやり」とあるそうです。
ねじれたり反ったりなど、癖のある木をうまく組み合わせることで、強い建物をつくることができます。
この言葉は人も同じだと教えています。生まれ育った場所によって特性が違うため、一人一人の個性を見極め、その心を理解して力を合わせることが大切です。
社内では、
「会社は、育ってきた環境の違う人が集まる場所です。その人たちがなるべく適所で働けるよう、リーダーはよく部下を観察し、個性を最大限に生かせるようにサポートすることが大切です」
「『餅は餅屋』という言葉があるように、誰にでも得意な分野があります。チームの中で持ち味を生かせるように、自分の個性を見極めていきたいです」
「部下の気持ちを最大限に理解し、困っていることを一つずつつぶしていくようにしています。そうすることで、楽しく仕事ができるようになってくれればいいなと思います」
という意見が出ました。
飛鳥時代に建てられた法隆寺は、1400年以上たった今も、元の姿を保ち続けています。その素晴らしい建築技術を支えたのは、智恵と工夫とチームワークだったのでしょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀