将棋の羽生善治竜王は、勝負について「同じ相手と同じ場所で対局しても、その一局は以前とは確実に違ったものになる」と語っています。
プロの棋士は連盟所属のプロ同士で戦うので、何度も同じ相手と対局することになりますが、それでも毎回得るものがあるというのです。
対戦相手に絶えず自分の個性を引き出してもらっているからだといいます。ライバルは競い合うだけの存在ではなく、自分自身を映し出す鏡でもあるのです。
※現在は、九段です。
社内では、
「人は自分のことはあまりわからないものです。なので、相手の仕草や会話などから自分の欠点や癖を見つけ、改善を試みるようにします。相手は自分を映す鏡だと思います」
「学生時代のクラブでは、ライバルと競い合う中で、自分の弱さを見つけ出し、克服してきました。ライバルの存在は自分を成長させる糧です」
「羽生善治さんは、現在、無冠になってしまいましたが、台頭する新人との対局からも学んでいることは多いのではないでしょうか。何事にも謙虚に学ぶ姿勢が大切と感じました」
という意見が出ました。
勝負に限らず、誰かと向かい合うことは、自分を知ることにつながります。相手を通してさまざまなことを学んでいるのだと思えば、誰に対しても謙虚な気持ちになれるはずです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀