営業課長のCさんは、元気のない部下のBさんから悩みを相談されました。
「克服したと思っていた自分の悪いところが、また出てきた気がするんです。結局、自分は変われないとわかって落ち込んでいます」
Cさんは、このように答えました。
「暖かい日があったと思ったら、また寒さが戻ってくることがあるだろう。進んだり戻ったりしながら、ゆっくり季節が変わっていくんだよ。人間も同じで、すぐに変わるわけじゃない。少しずつ変わっていけばいいんだよ」
社内では、
「変わろうと思っても、ある日突然変わることはできません。行きつ戻りつしながら、少しずつ前に進めばいいのだと思うと、気持ちが軽くなりました」
「縫物でも、『並縫い』より『返し縫い』のほうが丈夫に縫うことができます。たとえ時間が掛かっても、確実に一歩一歩を大事にしていくことが大切だと思います」
「本日は二十四節気の「啓蟄」です。「冬籠りの虫が這い出る」という意味で、春の訪れを示します。今日の記事を読んで、自分も成長しよう、変わろうという勇気をもらいました」
という意見が出ました。
良くなりかけた状況が、後戻りしたり止まったりすると不安になるものです。しかし、「三歩進んで二歩戻る」というように、物事の変化は直線的とは限りません。
すぐに結果を求めず、ゆったりと構える余裕を持ちましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀