江戸時代の僧、良寛にはこのようなエピソードがあります。
良寛の庵に泥棒が入りますが、盗むような持ち物がほとんどありません。
良寛はわざと寝返りを打ち、泥棒に布団を持っていかせたそうです。
「ぬすびとに 取り残されし 窓の月」
そのときに詠んだという句です。
たとえ相手が泥棒であっても受け入れる優しい心と、いかなる状況でも平常心を失わない穏やかな心、
さらに、どのようなときも楽しみを見つける遊び心が表現されています。
本当の豊かさは物ではなく、心にあることを忘れないようにしましょう。
社内では、
「物やお金がたくさんあると、心も豊かになると思っていましたが、そうではないと気づかされました。どのような状況でも、心に余裕を持てるようになりたいです」
「ちょっとしたことで一喜一憂してしまう自分を反省しました。良寛のようにはなれないですが、目指す境地にしたいと思います」
「良寛の句を読んで、『心までは誰も盗めないのだな』と思いました。つらいときも折れない心を保つヒントがあると感じました」
という意見が出ました。
心の豊かさは、自分自身でつくっていくものです。物質的に恵まれている現代だからこそ、良寛の生き方は、私たちに多くを教えてくれます。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀