滋賀県高島市の針江地区は「生水(しょうず)」と呼ばれる湧き水が至るところにあり、人々の生活用水として利用されてきました。各家には「かばた」という水場が設けられ、飲料水として使う「元池」、洗い物に使う「坪池」、それらがあふれた「端池」に分かれています。その水は各家から集落の水路につながり、最終的に琵琶湖に流れ込みます。
端池には鯉などの魚を飼い、食べ物のかすなどを食べさせることで、きれいな水が水路に流れる仕組みです。水を汚さないように循環させる知恵が、古くから受け継がれています。
社内では、
「昔ながらの方法を今も使っていることはすごいです。今後も引き続き継続して使っていってほしいです」
「自然をリサイクルする方法はいろいろあります。浦村の牡蠣殻を再利用してアサリの養殖に使う話を聞いたことがあります。何かを学んで、後世に遺したいと思いました」
「昔は井戸の水を使っていましたが、現在は減ってきています。自然の有効活用が大切です」
という意見が出ました。
環境への意識が高まる今、昔ながらの生活の知恵や工夫が見直されています。未来に受け継ぐべきものは、最先端の技術だけではないことを教えてくれます。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀