プロ野球の実況中継をするアナウンサーは、新人時代に試合のビデオを見ながら実況の練習をするそうです。「高く上がったボールの説明」で先輩は、新人に次のように教えます。「高く上がったボールばかり見ていてはだめだ。野手の動きを見ろ。ボールは野手の構えたグローブのところに飛んでくる」
これは仕事や人生にもヒントを与えてくれます。高く上がったボールは、職場や学校では問題を抱えて悩む社員や生徒、アナウンサーは、上司あるいは教師です。本人だけでなく、周囲の状況を探ることが大切です。
朝礼のスピーチに使える! 社員教育に役立つ『月刊朝礼』
社内では、
「『木を見て森を見ず』という諺があるように、近くしか見ていないと物事を見失うことがあるので、幅広い視野で物事を見ることが大切だと思います」
「野球のラジオ中継をよく聴いていますが、情景がうまく描写されていて、いつも感心します。奥行きのある解説と表現が臨場感を伝えてくれるのです」
「アナウンサーは想像力が大切だと思います。こう表現すれば視聴者にも伝わるということを、常に想像しながら解説しているのでしょう。仕事でも参考にしたいです」
という意見が出ました。
問題がある場合は、本人だけでなく、周囲で見守る人から話を聴いたり、本人が周りとどのように接しているかを観察したりすることで、問題の本質が見えてくることもあるのです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀