経済をテーマにした作品で知られる小説家の幸田真音さんは、銀行や証券会社で、債券トレーダーとして働いていた経験があります。
海外で初めて仕事を任せてもらったとき、取引を行う大事な仕事でタイミングを読み違え、所属する銀行に多大な損失を与えてしまいました。そのとき上司が言った言葉が「ハヴ・ファン」でした。「楽しみなさい」という意味です。
その言葉で冷静になった幸田さんは、最終的に損失を出さずに済んだのです。
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社内では、
「イベントをやったとき、準備に集中したため、内容について心底楽しめなかった経験があります。大変なことはありますが、途中の過程をもっと楽しむことが大切です」
「作り手や売り手が楽しんで作ったりやったりしていることでないものを、受け手が楽しいと思うはずがありません。楽しみながら作っているものを提供していきたいです」
「人生はピンチの連続ですが、ピンチのときにどのような対応をするかで人間の器がわかります。肩の力を抜いて、対応できるような心の広さと余裕を身に付けたいと思います」
という意見が出ました。
困難な状況に直面したときは、誰でも冷静ではいられないものです。しかし、意気込みすぎても、恐れすぎてもうまくいきません。大変なときこそ、結果ではなく、過程を楽しむ余裕が大切です。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀