1942年2月、第二次世界大戦中に起こった話です。
インドネシアのジャワ島近くで、日本艦隊とイギリス・アメリカの連合艦隊との海戦がありました。激戦の末、イギリス艦隊は撃沈され、多くのイギリス兵が海に投げ出されました。
そこに日本の戦艦の「雷」が通りかかり、艦長の工藤俊作中佐は漂流するイギリス兵たちをみて、救助を命じ、彼らに英語で「あなたたちは勇敢に戦いました。今やあなたたちは日本海軍の名誉あるゲストです」とねぎらったといいます。
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社内では、
「敵国の兵を助けたとなると、日本から罰せられる可能性がありますが、勇気を持ってそうした工藤中佐は、人としての役割を果たしたと思います。私は敵はいませんが、仲間以外の人でも手助けできるようなりたいと思いました」
「自分に置き換えてみると、工藤中佐のような行動はとれないと思いました。先人の高潔な生きざまを見習いながら、命を賭して後世に遺したいと感じました」
「ある程度、地位のある人でないとこのような決断はできないですし、やはり相当の人格者だと思います。ふがいないリーダーだと思われないように、私も信念に基づいて行動したいと思います」
という意見が出ました。
困っている人を見れば、敵味方なく手を差し伸べ、礼を尽くす。その精神は日本古来の武士道にも通じます。過酷な状況においても信念を貫いた艦長の強さを見習いたいものです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀