【基本のビジネスマナー⑰】
宛名書きのマナー
宛名書きで気を付けたいマナーとは
デジタル全盛の時代になり、ビジネスでのやり取りは、メールやメッセージツールを使うことが多くなりました。とはいえ、郵便を使う機会もまだまだ多いものです。手書きの手紙は、思いが伝わりやすく、丁寧な印象があるのでぜひ積極的に送りたいものです。
手紙や資料を郵送する際、気を付けたいのが宛名書きのマナーです。郵便物が届いた際、最初に目につくところですので、失礼のないようにしたいものです。
基本のマナー
ビジネスの場では、縦書きの封筒を使うのが一般的です。お礼状や招待状など、あらたまった形式のものは、縦書きが礼儀正しい印象を与えます。
住所(所在地)は、都道府県名から書きます。ビル名や階数も略さずに書くようにしましょう。
縦書きの場合、番地などの数字は漢数字を使いましょう。
会社名・部署名・役職名も略さずに正式名称を書きます。部署名は、会社名の下に一文字空けて書くか、改行しましょう。役職名は名前の上に書きますが、5文字以上になる場合は、名前の前の行に入れましょう。会社や団体など、組織宛てに送る際のみ組織名の後に御中と入れます。
横書きの宛名・役職名など
カジュアルな雰囲気を出したいとき、デザイン性のある郵便物を送るときなどは、横書きの封筒を使う場合もあります。横書きの封筒では、切手は右上に貼ります。縦書きと同じ左上に貼らないように気を付けましょう。
基本的な書き方のマナーは縦書きの場合と同じですが、数字は算用数字を使います。
担当者の個人名がわからない場合は、部署名の後にご担当社様と書きます。
名前を書く際、「社長 〇〇様」と書く以外に「〇〇社長」と書くことがあります。社長、部長など役職名は敬称になります。しかし、「社長様」とするのは間違いですので注意しましょう。