【挨拶ってどうして必要なの?】社内の悩みを解決する朝礼

2023年03月15日

コラム

今日のお悩み

Q 「挨拶ってどうしてしなければならないでしょうか? したい人はすればいいし、人それぞれ、自由ではないのですか?」

A 確かに挨拶をするしないは自由です!

それでも、することに意味があるとしたらどうでしょう? 挨拶をする理由がわかれば、自分からしたくなるかもしれませんよ。そんなあなたにはこんな朝礼記事↓↓がおすすめです。

大切な心

朝の挨拶と祖母のことについて資生堂社長の福原義春氏は、次のように記しています。
 「東京風俗研究家の秋谷勝三さんのお話によると、私の祖母は老後に毎朝銀座を散歩していて、表戸を開けた店にも閉まっている店にも一軒一軒『おはようございます』と挨拶をしていたそうだ。なぜそうするのかと聞かれて、
 『みなさんのおかげで銀座があり、銀座のおかげで資生堂があるからです』と答えていたという」(『日本経済新聞』から)
 福原義春氏も秋谷さんから教えられるまで、この大切な心を忘れていたということです。
 私たちは、朝、近所の人と顔を合わせたとき、形式的に、または習慣として、あるいは、挨拶をしないと失礼であるからと思い「おはようございます」と口先だけでいっていないでしょうか。職場の仲間同士でも、ただ声を出しているだけというケースもあるのではないでしょうか。
 顔を会わせていなくても、相手の姿が見えなくても、心から感謝の気持ちをこめて挨拶の言葉をいえるように心がけたいものです。

(『月刊朝礼』1992年12月6日の記事)

この記事の著者

梶谷 友美

『月刊朝礼』編集長

画立案、原稿作成、取材、写真撮影、デザイン、校正・校閲……。プロの技術と知識で本づくりのお手伝いいたします。イメージを形にするのが編集者の仕事です。著者が納得するまでサポートいたしますので、何でもお気軽にご相談ください。