今日のお悩み

Ｑ 「部下から『仕事にやりがいがない』と言われました。確かに経験が浅いうちは、重要な仕事は任されないものですが、今自分がしている仕事も十分大事なはずです。どうすればやりがいを持って取り組んでもらえるでしょうか」

Ａ わかります！これは、もちろん相談主の方の気持ちもわかりますが、部下の気持ちもわかりますね。大きな組織になるほど、仕事は分業となり、一つ一つの仕事が何に役立っているのかわからなくなることもあるものです。「私の仕事って、なんの役に立ってるんだろう……」そんなふうに疑問に思うこと、若手は特によくあります。仕事の重要さを理解してもらうためには、会社の理念や、全体で共有する大きな目標を提示することが大切です。

解決のため、↓↓↓の朝礼記事も参考にしてみてください。

私のミッション

アメリカで、人類初の月面着陸を目指す「アポロ計画」が進んでいた時代のことです。
大統領がＮＡＳＡを訪れた際、一人の清掃員を見掛けます。施設を見学中の大統領は、何気なく声を掛けました。
「こんにちは。今、どんな仕事をしているんだい」
すると、彼はこう答えたそうです。
「はい、大統領閣下、私はこのオフィスを掃除することで、人類を月に送ることに貢献しているのです」
ＮＡＳＡでは全てのスタッフが「人類を月に送る」という目標を共有していました。そのうえで自分の役割に誇りを持ち、真剣に取り組んでいたのです。
仕事で求められる役割は、一人一人違います。またそれによる目標の設定も個人ごとに異なってくるでしょう。しかし、各自の仕事は、さらに大きな目標を支えていることを忘れてはいけません。
普段からその意識を持っていれば、どのような仕事であっても、やりがいと責任を持って取り組むことができるはずです。