【エンゲージメントを高めるには】社内の悩みを解決する朝礼
2023年05月01日
コラム
今日のお悩み
Q 「社内の様子を見ていると、社員同士のつながりが薄く、組織への帰属意識も低いように感じます。社員のエンゲージメントを高めるにはどうすればいいでしょうか?」
A わかります!エンゲージメントを高めることが大事だという知識はあっても、実際にどうしたらいいのか、わからないことが多いですよね。一般的にビジネスにおける「エンゲージメント」とは、従業員の会社に対する「帰属意識」や「愛着、思い入れ」の強さのことを指します。エンゲージメントとは一言で言えば、「従業員に会社をより好きになってもらう」ことだといえます。
会社を好きになってもらえれば、チームの結束も高まり、モチベーションアップにつながります。
そのために何が必要でしょう。たとえば、以下のような方法と具体策があります。
●理念の浸透……会社が何を目指しているかを明確に示し、全従業員に共有。会社に誇りを持ってもらいます。
●コミュニケーションの改善……社内報の発行、朝礼の実施、社内イベントの開催
●キャリアアップの機会を公平に与える……個人面談を行い、一人一人の希望に沿ったキャリアプランを一緒に考える
●報酬・支給体系を明確にする……「頑張れば必ず評価につながる」という信頼感を社員に持ってもらう
●職場環境を整える……会社に来るのが楽しみになるような環境にする、または個々の働き方に柔軟に対応する
解決のため、↓↓↓の朝礼記事も参考にしてみてください。
何のための会社か
LCC(格安航空会社)の先駆者として知られるピーチ・アビエーションの前社長、井上慎一さんは、会社を立ち上げるとき、何のために会社をつくるのかを問われて、「戦争をなくすため」と答えました。
若い人でも利用しやすい航空会社があることで、若者が海外でさまざまな文化に触れ、多くの人に出会うことができます。若者がそれぞれの国に素晴らしい文化があることを知り、外国の友だちを作ることで、結果的に世界平和に貢献できると言うのです。
事業の目的や経営理念は重要です。
同社の場合、「この会社は世界を平和にするためにあるのだ」と意識することで、仕事に誇りを感じ、モチベーションも上がるのではないでしょうか。
たとえ表面上は同じ業務に見えても、会社の目指すものによって、働く意味は大きく変わってきます。
日々の小さな目標、売上の目標などとは別に、「この仕事を通して社会にどんな貢献をするのか」ということを、常に意識したいものです。皆さんの会社にも理念があるはずです。今一度、心に刻みましょう。
今日の言葉:事業の目的と経営理念を意識しましょう
『月刊朝礼』2022年10月11日