【従業員が5人を超えたら起こる問題とは?】社内の悩みを解決する朝礼
2024年06月25日
コラム
今日のお悩み
Q 「身内と知り合いを中心に立ちあげたお店ですが、スタッフが5人になったところで、コミュニケーション不足によるトラブルや遅刻・無断欠勤などの問題が出始めました。少人数であれば、まとめるのは簡単だと思っていたのに……」
A そうですよね。2人なら密にコミュニケーションが取れるし、3人でも、リーダーの意思はすぐに伝えられる。でも、4人、5人になったら……? だんだん全員とコミュニケーションを取るのが難しくなってくるものです。そこで有効なのが朝礼です。『月刊朝礼』では、組織で朝礼を始める目安は「5人」と考えています。
これは考えてみたらあたりまえの話です。友人との旅行でも、2人や3人なら事前の打ち合わせは不要かもしれませんが、5人ともなるとそうはいかないでしょう。全員が一堂に会し、目的地やスケジュールについて意思統一を図る必要があります。
では朝礼を行うと何が変わるのでしょう?
朝礼にはさまざまな効果がありますが、他にも5人という小さな新しい組織において、次のような効果が実際に『月刊朝礼』読者から報告されています。
実際のお客さまによる朝礼の効果
理念・価値観の共有ができる
リーダーの理念、組織のミッションの周知を毎朝行うことで、全員に浸透させます。
理念を全員が理解することで「スタッフによって対応が違う」というトラブルを防ぎ、自社のサービス品質を保つことができます。
さらに若い世代は、日本の伝統やビジネスの基礎、先人の偉業など、ベテラン世代は、パワハラや多様性、SDGsなどそれぞれが知っておくべき価値観を学べます。
生活習慣の安定・事故防止
朝礼が習慣化することで、出勤時間が早くなり、遅刻・無断欠勤が少なくなり生活習慣が安定する。不調な社員が減り、毎日安全について呼び掛けることで事故やトラブルも防げます。
ナッジ(良い行いを後押し)につながる
小さな心づかいや言葉遣い、マナー、挑戦する勇気など、良い行動を後押しすることで企業価値を高めます。
凡事徹底
あたりまえのことをあたりまえに。挨拶、マナー、接客など、普段当然のようにしていることは、シンプルだからこそ、日がたつにつれて自己流になったり、乱れたりしてくるものです。朝礼は、組織の「出来てあたりまえのこと」つまりスタンダードをつくる時間になります。
当然ながら、スタンダードのレベルが高いほど、企業価値は高まります。
『月刊朝礼』を活用した朝礼
『月刊朝礼』を使ったもっともシンプルな朝礼が以下の流れです。
5人であれば約15分で終了します。
①司会が「●月●日の朝礼を始めます。おはようございます」と述べ、朝礼を始めます
②『月刊朝礼』本文を司会が読みます
(該当日のページを開けます)
③社員1人ずつが1分間で感想を述べます
⑤「社是」「経営理念」を唱和
⑥当日の連絡事項・注意事項の共有
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